子供のころから雑種犬や柴犬など、中型犬を飼っていた。でも、本当は大きな犬が欲しかったが、小~中学生の私には無理だった。その根底にあるのが、多分、小学校から中学生のころの少年雑誌に連載されていた手塚治虫の漫画『フライングベン』だったと思う。少年と犬の物語である。

ノルウェーから輸入したグリーンランド・ドッグ(院長ブログ2022年2月4日掲載)が亡くなった後、しばらくして黒色の雄のラブラドール・レトリーバーを飼い始めた。ラブラドール・レトリーバーやゴールデン・レトリーバーが流行しはじめる少し前だった。山形県上山市の知人から購入した。

このラブラドール犬は名前をインディと名付けた。ハリソン・フォードのインディ・ジョーンズから名前をもらった。

インディが16歳くらい。猫のタロ君が1~2歳くらいだったかな。二人はとっても仲良し。

タロ君は威張っていて、インディがタロ君のいうことを聞いていた。

このころ、車もステーション・ワゴンにしたので、この犬を連れて近場に散歩がてら、でかけた。犬の健康管理の一環だったが、振り返ってみると私が癒されていたように思う。

このインディの子供が欲しいという人がいて、人工授精で10頭(雄3頭・雌7頭)が自然分娩で産れた。インディはパパになったのだ。このとき、インディ5歳、雌のラブラドールは3歳。

 

人工授精で産まれたインディの子ども。

私は獣医学部の学生のとき、また大学院獣医学研究科時代には不妊症や人工授精また帝王切開、小児科(小児科は獣医学部生のときは牛、研究科のときは犬と猫)などの研究をしていたので、私にとっては人工授精などの生殖医療は、さほど難しいことではなかった。