私は30~40代前半ころ、福島県の猫魔スキー場に一泊または日帰りで1シーズン1~2回は行っていた。猫魔スキー場の赤色の猫のロゴがよかった。あの頃はスキー人口も多く、偶然に知人や友人と会うことも珍しくはなく、帰りに一緒に喜多方でラーメンを食べて帰ってきた。一緒に行ったわけでもないのに、日を改めてお疲れ様会なんていうこともあった。

記憶をたどると、ずっと昔から福島県には年1度は行っている。高速で一本なので行きやすい。そして、3~4年に一回は野口英世記念館によってくる。代り映えはしないのだが、何かと面白いのだ。子供のころ親が買ってくれた野口英世の伝記を読んで感動した。

30代半ばころ、にいつ夏祭りの仮装行列では『野口英世』を友人たち10名くらいと出演した。バカ受けした。友人たちが野口英世は小嶋がやれということで、私が野口英世にふんし、動物病院で着ていた白衣の胸ポケットに大きく『野口英世』と書いた。もちろん、その白衣は使えないので捨てたが思い出は残った。そういえば時期を同じくして映画『遠き落日』に野口英世の母役で三田佳子出演、野口英世役は三上博史だった。その後、DVDを購入して大切に保管してある。

野口英世にふんし花道を得意げに歩いていると、『小嶋さ~ン』・『おい、小嶋 お前、何やってんだよ』・『あれ小嶋先生だわ』なんていうのが聞こえてきて、チョッとした芸能人気取りであった(笑)。出演者は、子供以外はみなお酒が入っていたようで、恥ずかしさを払しょくした。夏祭りの白衣姿は目立つのだ。全員、男友達ばかりで、母シカ役は、どう見ても女性にはみえなくて、それが一番受けた。われわれの友人たちのなかには女子もいるが、われわれの寸劇のシナリオを聞いて、さすがにこのときは、引いたようで、『お嫁に行けなくなっちゃう』なんて言って、外野でみていた。そしたら誰かが彼女たちに言った。出ても出なくても一緒だよ。どういう意味だったんだろう。このメンバーとは、今も交流がある。ありがたい。

会津の野口英世記念館 2019年

 

東京・上野公園の野口英世の銅像 

東京駅近くの会議の後で寄った。 2018年

 

うーん、夏祭りの写真が出てこないのだ。このころはデジカメではなくてフィルムだったな。