みなさま、こんにちは。
クラウドファンディング、たくさんのご支援をありがとうございます!
今回は、猫のコロナウイルス感染症について概要をお伝えいたします。
60年前に英国で発見され、主として経口および経鼻的に感染が広がることが多いです。重篤な症例は、伝染性腹膜炎(FIP)と呼ばれ、症状としては3種類あります。
①ウェットタイプ (胸水・腹水・予後不良)
②ドライタイプ (発熱・食欲不振・眼に障害・起立困難・けいれん発作・予後不良)
③両者の混在があります(予後不良)
発症した場合の予後は極めて悪いですが、最近では人の新型コロナウイルス感染症の治療薬を猫に使用した試験が行われています。
現在、猫のコロナウイルス感染症で許可された治療法はありません。ワクチンもありません。
新潟ねこの病院では2020年5月~2024年4月までの4年間に猫のコロナウイルス感染症の検査を行った猫は285頭で、のべ355頭です。
感染について和猫は159頭中、感染していない猫が76頭、感染している猫が83頭、
一方、純粋種は126頭中、感染していない猫が14頭、感染している猫が112頭 でした。
データとしては純粋種の感染が多くみられました。
代表的な感染症としては、ほかにもたくさんありますので定期検査を行いつつ、健康管理に努めてください。
著者:小嶋佳彦
出版社:新潟日報事業社
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目標金額達成まで、あと215,000円となりました。
残り少ない日数ですが、引き続きみなさまのご支援をお待ちしております🐱