みなさま、こんにちは。
クラウドファンディング、たくさんのご支援をありがとうございます!
今回は、最近における猫の医療についてお伝えいたします。
猫の医療といっても幅がひろく、人の医療のように内科・外科・皮膚科・眼科などのように詳細に区分けされているわけではなく、獣医大学や獣医学科が設置されているのは全国で17大学と医学部や歯学部などと比較しても大学の数がかなり少ないです。また学問は人以外のすべての動物が対象で海洋動物も対象となります。とてもとても一人では難しいですね。
人に関しては人と動物の共通感染症などが範囲になります。
猫の診療は犬に付随して教育されることが多く、薬品に関しても、例えば眼科薬などは猫用が1種類、犬猫用が1種類です。犬の眼科薬は多数ありますが、猫での眼の疾患には人体用を使用しているというのが現実です。
薬も少ない、全科診療でも、何とか工夫し猫の医療を確立するために頑張ってやっていこうと思います。
猫の医療の現状
①猫の生活の変化は人の生活と連動します。40年から50年くらい前は家と外の出入りが自由な猫は約98%いました。20年くらい前に市町村合併がありましたが、その頃が外に自由出入りと室内が各約50%、現在はそのほとんどが室内飼いです。
②日本という国に生まれ育った猫の方が同じ条件で飼育するなら、海外産の猫よりやや長寿のように感じています。またどちらかというと短毛種は長毛種よりもやや丈夫です。
③飼い主様は病気になったら治療するという考えよりも、病気にならないようにするにはどうすればいいのかというように予防医療に関心が向いています。
④猫のみを診療するというスタイルはようやく受け入れられてきたように感じます。大事なことを見逃さないように進んでいきたいと思ます。
猫の病気も人や犬と同様に各種ありますが、比較的多いのは泌尿器系疾患、加齢に伴う高血圧、慢性腎臓病、甲状腺機能亢進症、糖尿病などが目立ちます。
また加齢による運動器疾患や痛みの管理なども増加傾向にあります。腫瘍もあります。
あいかわらず、猫の感染症で苦しんでいる猫は多いです。皮膚疾患も多いです。
また、機会をつくってこのようなことをデータとしてお示ししたいと思います。
さて、残すところ、あと3日となりました。
現在までの支援総額をお伝えいたします。
トータルで765,000円のご支援がありました。
目標金額達成まで、あと235,000円となりました。
残り少ない日数ですが、引き続きみなさまのご支援をお待ちしております🐱