新潟ねこの病院の入口の右側に黒い色の猫が3体あるのをご存じでしょうか?  この猫は約3000年前のエジプト神話にでてきて『バステト』と呼ばれ、その後、太陽の恵みの象徴となりました。そして成長する万物をつかさどる偉大な猫女神となりました。 私は猫の女神にあやかって、少しずつバステトを買いそろえてきました。

高貴で気品のある猫です。

40年くらい前だったと思いますが、私も黒の被毛の猫が欲しいと思っていたら、黒猫の親子が診察に来て、その生後2ヵ月くらいの子猫を譲り受けて一緒に生活したことがあります。尾の長いオス猫でクロちゃんと名づけました。 この猫はバステトではなく小須戸町(現、秋葉区)生まれの日本猫です。 私にとってはとてもかわいくも、カッコいいオス猫でした。

 

ねこの病院の入口にあるバステト3体

 

私には猫を飼育するとき、子供のころからいつも不思議なことが起こります。それは猫のこういう色の猫が欲しいと思うとその毛色の猫が私のところに来るのです。近くに住む人たちが連れてきてくれました。

獣医大学の学生のときも、いろいろな大学の学生が10人くらいが住むようなアパートに住んでいて、そのときはアパートなので猫の飼育は禁止でしたが、私はそうとは知らずに猫を飼育していました。そこに住んでいる学生が私を大家さんに通報したらしく、大家さんは本当に猫がいるのかを見に来ました。私は大家さんの言っていることがはじめ理解できないで、何で猫を飼うとだめなのか不思議だった。でも大家さんのいうことをよくよく聞いていたら、ここは東京でアパートで猫を飼ってはいけないとうのは契約書にはなくても普通のことなのよ小嶋さん。とのことでした。なるほど。

私は多分だが、よほど困った顔をしていたのだろう。その後、獣医大学の学生さんなら仕方ないわねと言って、猫の飼育を許可していただいた。そのとき、ご夫婦で来ていかれた。今にして思えばご主人とお会いするのは初めてで私を確認に来られたのだろう。 私は新潟から食品等が届くとき大家さんの分を少し送ってもらい、届くと大家さんに届けた。獣医大学を卒業し、研修を終えて新潟に帰るとき挨拶に行ったときとても寂しかった。

最後は佳彦さんと名前で呼んでいただき、ご飯もごちそうになった。ありがとうございます。猫も私もただただ感謝です。

社会人になってからの猫の入手は診察に来られた飼い主さんからいただいています。みな、日本猫でよくなついてくれます。

いま、一緒に暮らしている猫はさぶ吉通信のさぶちゃんです。12年前に長岡市にある新潟県動物愛護センターからもらってきました。健康で長生きしてほしいと思います。ただそれだけです。

機会があったら私と暮らした猫家族などを紹介してみたいと思います。

みなさんもご自身の猫家族を紹介してみませんか。写真をお借りできコメントがあるとなおいいですね。多分、自分の猫自慢になるとは思いますが、OKです。

猫の神様というのは自分自身のこころのなかにあるのだと思う。