獣医学雑誌のCAP(Companion Animal Practice)2025年1月号に原稿が掲載されました。CAP誌は今年40周年になります。(株式会社 緑書房/東京)。
内容は、『ここからはじめる!産科のファーストステップ 第7回 出産:正常分娩の流れ』です。
著者は小嶋佳彦(新潟ねこの病院院長/ヤマザキ動物看護大学客員教授) 監修は筒井敏彦先生(国際小動物繁殖研究所/日本獣医生命科学大学名誉教授)です。
原稿の一部
犬と猫の発情からはじまり、交配/交尾・妊娠・(妊娠診断)・分娩(正常分娩・難産~帝王切開)などの経過をたどり、胎子(たいじ・動物は胎児とは記載せず、胎子と記載する。これらは獣医学および動物看護学分野での決まり事になります。)から新生子(しんせいじ・文字の使い方は前述のたいじと同様です。)と進みます。犬と猫で新生子といわれている期間は生後約2週間です(14日くらい)。 このような内容を正常分娩の経過を中心に解説しました。
正常分娩が理解できていると異常分娩・帝王切開の判断などが理解できます(言い換えると、正常分娩の理解がないと難産や帝王切開の判断はできません)。
CAP誌は専門誌のため、ほとんどの一般書店にはおいていないのではないかと思われます。当院ロビーに置いてありますので、よろしかったら手にとってご覧ください。