内服薬(のみ薬)は何日分というように日数を指定して処方されることが多いが、点眼薬は1本で処方される。
飼い主さんにはきちんと説明しないと、いつまで点眼していいのかがわからないことが多い。
症状が改善するまでとか、症状が改善して一週間続けるとか、眼科検査で正常になるまでとか、1本を使い切るまで、とかいうように病気と薬の効果を合わせてお知らせする必要がある。
とくに抗菌薬は不適切に使用すると耐性菌をつくるので注意が必要である。
猫に初めて目薬を使用される飼い主さんには使い方を実践して見せて、1回やってもらうといい。
保存は室温保存と冷蔵保存、どっち?
冷蔵保存の目薬を猫の眼に付けたら、冷たくて飛び上がるけど、どうするの?
いろいろな疑問がありますが、教科書的には書いていませんので、当院での方法を後日にご説明いたします。
いずれにせよ、わが国においては猫の目薬というのは数種類しかなく、ほとんどが人体用に頼っているのが現状です。
猫専用の目薬