僕、さぶ吉はパパの病院でお仕事をすることになりました。
僕、さぶ吉はパパの病院で、猫の研修医としてお仕事をすることになりました。
パパは猫の白衣をつくってくれるテーラーがないと嘆いていたが、独り言でいっそうのこと、イタリアのミラノにあるErmenegildo Zegna(エルメネジルド・ゼニア)にメールで発注して作ってもらおうかなと言っていたが、どこに発注したのだろう。
パパはイタリア語とか文章もできるのかな? 聞いたことないけど。
出来上がってきた白衣は素敵なデザインで、ボタンの位置を変えるとタロとジロ兄ちゃんも着ることができるつくりになっていた。
もちろん、胸ポケットには、タロ兄ちゃんのロゴがはいっていた。
そういえば、僕の体のサイズは測ったけど、仮縫いはなかったな。
手を抜いたのかな?
でも、ありがとう、パパ。
しっかりとパパの期待にそえるように猫の勉強もお仕事もするよ。
さぶ吉の白衣
パパと僕の白衣の大きさ比べ
白衣を着たパパと僕
僕がパパを診察しています。
パパの心臓は大丈夫です。
頭のほうも多分、大丈夫と思う。
後で、タロとジロ兄ちゃんにすごくしかられた。
パパの頭のほうも多分、大丈夫ではなく、『問題なし』とか『頭脳GOOD』とか、もっと言うと『いいね』とかいうように書くべきだと。
パパ、ごめんなさい。
さぶ吉は悪い子でした。
タロとジロ兄ちゃんのように社会勉強します。